「レンくん!今年も一緒だねっ」 「あ、うん」 「・・・レン?二股しないでね」 「リン、そんなことしねえよ」 「ふふっ、冗談だって」 私はいい気分じゃなかった。マユに対するレンくんの反応がどんどん変わっていく。マユのことを好きになってる。やだっ・…
「え?力を戻せ?何を言ってるんだ」 「中流悪魔・セイラント=アグスフォーンとレイラント=アグスフォーンが人間界を破壊しようとしているのですよ」 「・・・知らんぞ。お主が死んでも」 「構いません」 マーチュリアルは眩い光に包まれた。そして、現れ…
わらわは自分が強い、ということを自覚しておった。じゃが、セイラはそれ以上じゃった。 『きゃはははは!どうしたのぉ?なまっちゃったかなあ?』 しかもみちるという小娘も遂に悪魔になった。これはマズイ。 わらわは35回以上戦っているが今回は・・・負…
マーチュリアルらしき人はニヤリと笑った。 「確かにわらわは殺人鬼じゃった。じゃがのう、わらわは妹が亡くなってから初めて命の大切さを知ったのじゃ」 『「だから?」』 「わらわは妹と同じく床にふせっている少女につくことを決め、悪魔をやめたのじゃ。…
次の日。下駄箱で靴をはきかえてると、早起きで有名な根本さんの靴がなかった。 「あれ・・・根本さんがいない」 「・・・根本さんとかテニス部メンバーは先輩も含めて行方不明らしいよ」 嗚咽をあげながら必死に説明してくれる女子。そして、嗚咽をぴたりと…
調理室に行くと戦いはまだ続いていた。ただ、敵の方が圧倒的に勝っていた。 「大久保!お前も来てたのか」 「春樹・・・」 「会長はほら、メンツがあるから来れねえ」 「そう・・・」 春樹はツラそうだった。麻智子に一目惚れしているだけある。 『ほらほら…
2年1組は今日も賑やかで楽しかった♪、と私は日誌に書き込む。麻智子たちを待たせているので急がなければいけない。 『放置すればいいじゃなあい?そうすれば楽になれるわ』 「・・・うるさいなあ」 悪魔が脳内で囁き始める。 『あらあらん?そんなこと言わ…
※VOCALOID学園のメイコ、カイト、テト、がくぽの中学生時代のお話。ちなみにこの当時、入学前にテストはなく普通の学校と同じわけかたをしていた。 今日は璃々杏学園中学部入学式。担任は誰かな。 「担任のミリアです。ええと、今年教師になったばか…
穏やかな日々が戻った。新学期も始まった。私のスマホにはしばらく先輩から連絡が来ていない。 「心配?」 「ん、まあねー。恵美子こそどうなの?」 「最近、読めてなかった推理もの全部読めちゃった。それぐらい暇になっちゃってさあ」 恵美子とは毎日一緒…
とりあえず私達は図書館にある閲覧室へ。 「ええ!?恵美子さんが依頼を!?」 「ん、まあねー」 「ローザ、か・・・」 先輩は本当に美女に弱い。恵美子さんが先輩の脇腹をつねってたため先輩はナンパしなかった。しかしそれを知ってたのも初対面じゃないか…
私は今日、先輩と一緒に図書室館に来ていた。ちなみに私は梅田さんたちの協力の元、全快した。 しかし何を調べるんだろう? 「先輩ー!何を調べるんですか?」 「少し黙れ」 ここの図書館は広い。ヘタしたら迷子になる。 目の前にゴスロリの服を着たお人形さ…
博士の研究室に移動し、その優れた(?)パートナーを見せてもらう。 「これが記念すべき001。ペニシリンちゃんって今は呼んでいるわ」 「ふむふむ」 一応私はメモしていく。 「002、003。そして今はいない004」 すると奥の部屋から3人出てきた…
「あー暇やねえ」 「先輩。それを平和って言うんですよ」 「分かっとる」 魔法学院という魔法を専門的に学ぶ学校。そこにある部員2名の小さな部。それが探偵部。 先輩、と私が普段呼ぶこの男の名は上原裕二。なぜか方言を巧みに話す。 あ、私の名は練磨楓。…
明日から新作書くよ~! 大体決まってます・・・はい。読者3人とか嬉しいです、ありがとうございます ところで4月11日に登山するとか学校は何を考えているんでしょうね。本当にわからんわwww
ルカ先輩がいなくなった。大学部に進学しない生徒の荷物が寮から消えた。あたしは少し寂しい。 「うへえ、あたし3年生になったら先生のクラスなんですか?」 「文句言わない。僕は嫌かもしれないけど、友達がいるでしょ」 「うーん、そうだけどさ」 「では…
パーティの食事は全て、ミキ会長が用意してくれることになった。最初は「え~私の料理、ピコ君のためなんだけど・・・」とぼやいていたものの、「ミキちゃんの料理、美味しいからみんなにも食べてもらいたいよ♡」「ピコくん♡」「馬鹿じゃねえの?」となり、…
今日は卒業式。終わったら、生徒会メンバーとお別れ会をすることになっている。 「思えば私、クラスメイトに何にも誘われてないわね・・・」 生徒会に誰も参加したがらなかったのは、私を皆が高嶺の花として尊敬しすぎたということからというのもだいたい分…
「今年も年に一度の辛い日がやってきたでござる」 「はいはい。義理チョコもってきてやったわよ。義理をね」 「あ、あんまりでござる」 「朝から人んちに押しかけておいて・・・!何様じゃあ!」 「テト殿~落ち着くでござる~」 「テトはチョコ作れないんだ…
「めーちゃん、教師なのにそんなに飲んでたらまずいよ」 「いいって」 「飲みすぎですよー!」 「CULの言うとおりですよ。私もそう思います」 私やカイト、がくぽは「U」のメンバー(重音テト、CUL、健音テイ、巡音ルカ)と共にこのクリスマス会を楽…
はてなブログおみくじ2014うぎゃ
「リツくん!」 「ぼくはおんなのこだ!」 「えー」 わたしの名前は歌愛ユキ。おひめさまなの。今日はリュウトくんがお休み。少しつまんない。 「リツくんにはこんやくしゃっているの?」 「は?」 「ユキはね、キヨテル先生なの。でもリュウトくんが好き」 …
私はもうすぐ大学生になるというのに、希望する学科が見つからない。あの子が私をかばって事故で亡くなるまでずっとついていったのが悪かったんだろう。頭痛がする。 「ルカさん、書けましたか?」 「あ、まだです・・・すみません」 「パンフレットを読んで…
無事、マユの件も落ち着き学園祭準備が始まった。私はクラスでやりたいことがあった。 「名付けて!女装メイド喫茶よ!」 「せ、先生!それって先生が考えることじゃあ・・・」 「はい、決定!ミクさん、家庭科好きならお洋服よろしくね」 「ええっ!?」 「…
『先日の夕暮れ時の市内にあるとある中学校で殺人未遂事件が起きた。なお、校長の意向で詳細については伏せるものとする。被害者と加害者は1人の女性(15)をめぐって口喧嘩を始め、その女性と友達(15)が遠くから見ている中、口喧嘩は加速した。加害…
僕は朝からアイスを食べながらのんびりしていた。今日は始業式。職員室では他の先生が忙しそうにしている。 「カイト!転入生よ!」 「・・・めーちゃん、何?」 「初めまして!マユです」 「2-Aにこの子入るらしいからよろしく」 「え、ソニカ先生は?」…
吹奏楽部、県大会にも行けず。それは私にとってとてもショックだった。 幼い頃から多忙な両親に褒めてもらうべく磨き上げた私の音感が崩れるような音さえした。 「先生、大丈夫ですか?」 「あ、ああ・・・。大丈夫よ」 吹奏楽部の部員も泣いている。この弱…
「グミさーん、めーちゃんが呼んでるよ」 「バカイト、その呼び方はやめて」 高等部の先生に呼び出しされるなんて思ってもみなかった。私は何事かと急いで行った。 「あなた、不正でBに上がったんでしょう?ルカたちから聞いたの。別に怒りはしないけど、こ…
「今月のランクUP者は・・・グミさんです!」 わけのわからない先輩になだめられてあたしは少し大人しくすることにした。先公にも伝わったらしく、その数週間後である昨日には復活した。 でも、今のは聞き捨てならない。月末に必ずある学力テスト。音楽の…
翌日。眠気を抑えつつ学校に向かう。足取りは軽い。 いきなり2人も友達ができた。でも2人は寮生だとかで私と一緒に登校できない。 「ふう・・・。あ、1番か」 早く来すぎたみたい。なのでカバンから分厚い学園専用・音楽の教科書を取り出して開く。凄い。…
私は学力の問題で担任からこの璃々杏学園という不思議な学園を紹介された。音楽に力を入れている学園だから音楽の成績が優秀なお前なら合格するだろう、と言われた。ふん、どうせ私は音楽以外はダメダメですよーだ! でも問題はここに入学してきた高校生のほ…