神崎美柚のブログ

まあ、日々のことを書きます。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

VOCALOID学園 第10話「こいする女の子」

「リツくん!」 「ぼくはおんなのこだ!」 「えー」 わたしの名前は歌愛ユキ。おひめさまなの。今日はリュウトくんがお休み。少しつまんない。 「リツくんにはこんやくしゃっているの?」 「は?」 「ユキはね、キヨテル先生なの。でもリュウトくんが好き」 …

VOCALOID学園 第9話「生徒会事情」

私はもうすぐ大学生になるというのに、希望する学科が見つからない。あの子が私をかばって事故で亡くなるまでずっとついていったのが悪かったんだろう。頭痛がする。 「ルカさん、書けましたか?」 「あ、まだです・・・すみません」 「パンフレットを読んで…

VOCALOID学園 第8話「悩める留年男」

無事、マユの件も落ち着き学園祭準備が始まった。私はクラスでやりたいことがあった。 「名付けて!女装メイド喫茶よ!」 「せ、先生!それって先生が考えることじゃあ・・・」 「はい、決定!ミクさん、家庭科好きならお洋服よろしくね」 「ええっ!?」 「…

VOCALOID学園 第7話「恐怖の転入生(下)」

『先日の夕暮れ時の市内にあるとある中学校で殺人未遂事件が起きた。なお、校長の意向で詳細については伏せるものとする。被害者と加害者は1人の女性(15)をめぐって口喧嘩を始め、その女性と友達(15)が遠くから見ている中、口喧嘩は加速した。加害…

VOCALOID学園 第6話「恐怖の転入生(上)」

僕は朝からアイスを食べながらのんびりしていた。今日は始業式。職員室では他の先生が忙しそうにしている。 「カイト!転入生よ!」 「・・・めーちゃん、何?」 「初めまして!マユです」 「2-Aにこの子入るらしいからよろしく」 「え、ソニカ先生は?」…

ボーカロイド学園 第5話「カイトとメイコと」

吹奏楽部、県大会にも行けず。それは私にとってとてもショックだった。 幼い頃から多忙な両親に褒めてもらうべく磨き上げた私の音感が崩れるような音さえした。 「先生、大丈夫ですか?」 「あ、ああ・・・。大丈夫よ」 吹奏楽部の部員も泣いている。この弱…

ボーカロイド学園 第4話「体育祭へ・・・!」

「グミさーん、めーちゃんが呼んでるよ」 「バカイト、その呼び方はやめて」 高等部の先生に呼び出しされるなんて思ってもみなかった。私は何事かと急いで行った。 「あなた、不正でBに上がったんでしょう?ルカたちから聞いたの。別に怒りはしないけど、こ…

ボーカロイド学園 第3話「ランクUP!」

「今月のランクUP者は・・・グミさんです!」 わけのわからない先輩になだめられてあたしは少し大人しくすることにした。先公にも伝わったらしく、その数週間後である昨日には復活した。 でも、今のは聞き捨てならない。月末に必ずある学力テスト。音楽の…

ボーカロイド学園 第2話「不良少女・リンと天才少年・レン」

翌日。眠気を抑えつつ学校に向かう。足取りは軽い。 いきなり2人も友達ができた。でも2人は寮生だとかで私と一緒に登校できない。 「ふう・・・。あ、1番か」 早く来すぎたみたい。なのでカバンから分厚い学園専用・音楽の教科書を取り出して開く。凄い。…