VOCALOID学園 第15話「ホワイトデー」
ルカ先輩がいなくなった。大学部に進学しない生徒の荷物が寮から消えた。あたしは少し寂しい。
「うへえ、あたし3年生になったら先生のクラスなんですか?」
「文句言わない。僕は嫌かもしれないけど、友達がいるでしょ」
「うーん、そうだけどさ」
「では僕はめーちゃんとディナー行くから」
「あ、ちょ!」
あたしは最後にこう吐き捨ててやった。
「こんのリア充!爆発しろー!!」
私は、ホワイトデーだからと言ってイチャイチャするピコ先輩たちが目の毒だった。
「気分が悪い」
「修行だ、ハク」
「ホント、修行・・・」
私やハク、ネルには当然彼氏がいない。しかも残るメンバーもそうだ。
「あ、そうだ。メルちゃん、チョコありがとう。美味しかったよ」
「!?」
後ろを振り返ると、おっとりとした顔でメルちゃんにチョコを渡すナオくんが。
「もう嫌ーーーー!」
<終?>
じつはこれ、続き(学年が上がってからの)あるんですが別の機会に出します。すみません